こんにちは。
精力サプリ研究所です。
突然ですが質問です。
授かれないカップルのうち、男性にも原因がある割合はどの程度だと思いますか?
その割合は50%。つまり、悩みを抱えるカップルのうち、半分は男性側にもなんらかの問題があるのです。
そのほとんどは、精子の数や運動量不足。
そこで今回は授かりに悩みを抱えるカップルの助けに少しでもなれればと、精子や精液量を増加させると言われている栄養成分を徹底的にご紹介します!
精子を増やすために必要なこと
まずは、精子や精液を元気にするために必要なことからご紹介します。
重要な点は次の3点。
- テストステロンの分泌量増加
- 抗酸化物質の摂取
- NO分泌の向上
それぞれが重要な理由をまずは詳しく解説します。
1.テストステロンの分泌
精子や精液を増やすために、重要なことがテストステロンの体内量です。
テストステロンは筋骨の組成やムラムラ感など男性的な衝動を司るホルモンで、95%が睾丸で生成されます。
つまり、テストステロンが多ければ多いほど、睾丸が効果的に働いている。=精子を増やし続けることができている言い換えることも出来るワケです。
事実、テストステロンと精子・精液の質と量に関する研究は進んでいます。
スペインで273名の男性を対象に行った臨床試験では、テストステロン分泌が少ない男性ほど精子の質も低くなることがわかっています。[参照]
また、ナイジェリアの大学病院で行われた実験でも同様の結果が出ており、血中テストステロン量が3〜10ng/ml以下となると精子の数、運動率、健全性に大きな差が発生すると報告されています。[参照]
精子を増加させるために不可欠なテストステロンは、加齢とともに毎年1〜2%減少します。何もしなければ、ドンドンと少なくなるのです。
精子や精液を増やすためには、加齢によるテストステロン減少に負けない習慣を意識することが重要なのです。
2.抗酸化物質の摂取
アンチエイジングなどに効果的な抗酸化物質。
実は精子の数や運動量を増やすにも、非常に重要です。
授かれない悩みを抱えている原因のうち、30〜80%には酸化ストレスによる精子の数の減少や適切な運動量を実現できていないことが影響していると報告する論文も存在します。実際、抗酸化成分を摂取することで、量を増えたと報告する論文も多くあるのです。[参照]
CoQ10、ビタミンC、ビタミンEなどは代表的な抗酸化作用を持つ栄養素。
ドラッグストアなどでも手軽に手に入る成分です。
3.運動能力を高めるエネルギーの摂取
元気な精液に欠かせないのが、元気な精子の量。
運動量が高く質の高い精子を増やすための、必要な条件の1つが精液中のミトコンドリアです。
NO(一酸化窒素)の量を増加すると、ミトコンドリアも増え、結果的に精子の運動能力も高くなることがわかっています。
もちろん臨床データでも確認済み。イタリアの大学が行った実験によれば、精液中の一酸化窒素の量と、精子の運動能力の高さは非常に関連性が強く、一酸化窒素が多いほど運動量が増える傾向にあったと発表されています。[参照][参照]
下半身の隆起も強める作用がある一酸化窒素は、精子や精液量を増やすにも効果的なのです。
精子・精液を増やす男性必見の15の成分
それでは精子や精液を増やす成分を厳選してご紹介します。
先程ご紹介した3つの「必要なこと」を満たすことが出来るようにバランス良く成分を選ぶのがおすすめです。
テストステロンを増やす成分
まずは男性を男性たる所以にしているテストステロンの分泌を促進する成分からご紹介します。
1.LJ100
1つ目の成分がLJ100。
タイやマレーシアなどで活力植物として重宝されてきた「トンカットアリ」を特別な製法で抽出した特許成分です。
主な作用は体内のテストステロン量の増加。
200mgのLJ100を1ヶ月間摂取した被験者の体内テストステロン量が46%上昇したと論文では報告されています。[参照]
もちろん精子の量を増やす効果も確認済み。
9ヶ月間に渡って行われた臨床試験では、3ヶ月で精子の数・運動量の増加を確認。9ヶ月の摂取で精液の量が3.0mlから3.6mlへと20%も増加したと発表しています。[参照]
2.テストフェン
インドカレーのスパイスの1種であるフェヌグリーク。
有効成分のフェヌサイドを50%以上含むよう規格化した特許成分がテストフェンです。
抗酸化作用を持つフェヌサイドが、体内のテストステロン量を著しく高くする作用があると報告されています。
8週間で行われた実験では、25〜49歳の健康的な男性被験者のテストステロンが2倍にもなったと発表されています。[参照]
また、500mgを12週間摂取した試験では精子の数が84%、運動量が73%増えたと報告する論文も存在します。[参照]
3.プリマビエ
プリマビエは天然の腐植土と植物性有機物を混ぜ合わせた成分。
重金属など身体に有害な物質を、水のみで抽出することで完全に取り除き、乾燥&粉末化させています。
主な作用はテストステロンの分泌促進と、それに伴う男性機能関連の改善。
これまでに数多くの実験も行われており、特許も取得しています。
精子や精液の量を増やす効果も確認され、30〜45歳の男性35名を対象に行った実験では、200mgのプリマビエを90日間飲み続けた結果、精液量、精子の数、精子の運動率などが著しく向上したと報告があります。[参照]
60名の授かれない悩みを抱える男性を対象に行った実験では、100mgのプリマビエのカプセルを1日2回摂取させました。
その結果、90日の測定で精液量、精子の数、運動率がいずれも増えていたことがわかっています。(それぞれ、37.6%、61.4%、17.4%)[参照]
4.アスパラギン酸
アスパラギン酸はエネルギー源として利用されるアミノ酸の一種です。
身体を動かすためのエネルギーを作り出すTCA回路の近くに多く存在し、必要な時に活性化させてくれる働きをします。[参照]
さらにテストステロンの体内量を増やす働きも。
授かれない悩みを抱える男性に、2,700mgのアスパラギン酸を3ヶ月間摂取させたところ、テストステロン量が30〜60%、精子の数と運動率は60〜100%も増えたと報告がされています。[参照]
ただし、十分なテストステロンを体内に蓄えている人の場合、むしろアスパラギン酸はネガティブな働きをする可能性もゼロではありません。[参照]
寝不足や年齢などテストステロンが低下してしまう要因が明確な方以外は、摂取し過ぎは避けた方がいいかもしれません。
4.ビタミンD
免疫システムにも効果的なビタミンD。
太陽光を浴びることで、体内のビタミンAがビタミンDに変化します。
そのため、ステイホーム期間は不足しがちとなるため、サプリなどで積極的に摂取することが推奨されています。
実は男性機能面にもビタミンDは非常に重要。
テストステロンの分泌と非常に密接な関連性があることがわかっているのです。
ハーバード大学の栄養学部が行った臨床試験では、1,362名の男性を対象にビタミンDを摂取させたところ、摂取量が多いほどテストステロンの値が向上したことがわかりました。[参照]
強い抗酸化作用を持つ成分
一般的なビタミンやミネラルには、抗酸化作用をもつ成分が多く存在します。
そのため抗酸化成分は、マルチビタミンなどドラッグストアでも気軽に購入出来るもので摂取するのがおすすめです。
5.亜鉛&ビタミンA
人参などに多く含まれるビタミンAは強い抗酸化作用を持つ栄養素です。
さらに、亜鉛と一緒に摂取することで抗酸化作用を活性化させることができるのです。
精子の数や質を高めるだけでなく、アンチエイジングや生活習慣病の予防にも効果が期待できますよ。
また、亜鉛は欠乏するとテストステロンが減少することもわかっています。[参照]
現代人の食生活だと亜鉛は不足しがちな「新型栄養失調」に含まれる栄養素の1つです。
過剰に摂取する必要はありませんが、10mg程度は毎日摂取するのがおすすめです。
6.CoQ10
「肌のバランスを取るために有用」と言われているコエンザイムQ10。
2つの異なるメカニズムで酸化還元を行うため、強力な抗酸化作用を持ち合わせています。
1つ目がCoQ10が直接的に酸化還元すること。2つめがビタミンEの働きを活性化させ、酸化還元を促進することです。
つまり、コエンザイムQ10とは主役にもサポーターにもなれる栄養素というワケです。
もちろん精子や精液の量を増やす効果も確認済み。
400mg/1日のCoQ10を3ヶ月摂取した結果、精子の密度は150%、精子の運動率150%向上したと発表されています。[参照]
7.ビタミンE
ビタミンEは4種のトコフェロールと4種のトコトリエノールの化合物の総称です。
強い抗酸化作用があり、不飽和脂肪酸や脂溶性成分を酸化作用から護る作用が期待できます。
精子の質や量に関する調査では、セレンと同時に摂取がおすすめであると結論付けられています。54名のボランティア男性に400mgのビタミンEと225µgのセレンを3ヶ月間摂取させました。
その結果、酸化ストレスを表すMDA(malodialdehyde)が圧倒的に減少し、精子の質も高くなっていました。[参照]
さらに授かった後にも効果が期待できるのがビタミンEの特徴。スペインの病院が行った実験では、400mg/1日のビタミンEを3ヶ月摂取したカップルの方が、子供が無事に生まれる可能性が高かったと報告しています。受精率もビタミンEを摂取している方が50%程度は高いとのこと。[参照]
精子の数や量を増やすだけでなく、その後にまで作用するのがビタミンEの特徴です。
8.ビタミンC
ミカンやグレープフルーツなど柑橘系にも多く含まれるビタミンCも、強い抗酸化作用を持っており、精子の量を増やすには非常に効果的な栄養素です。
ドバイの研究チームの発表によると、13名の授かれない悩みを抱える男性に1,000mgのビタミンCを1日2回、2ヶ月間飲ませ続けました。その結果、試験前の精子は数は14.3→32.8x10^6数/mlに増えました。また、運動率と正常な形の精子の割合も飛躍的に増加したと報告されています。[参照]
ちなみにビタミンCは水溶性。過剰に摂取しても体外に排出されてしまうので、1日分を複数回に分けて飲むことをおすすめします。
9.マカ
ペルーで古来から重宝されているマカ。
有名な精力食材であり、名前を聞いたことがあるという方もたくさんいらっしゃるでしょう。
もちろん精子へのポジティブな影響も期待大。
20代〜40代の20名男性に、1.75gのマカを毎日12週間摂取させました。その結果、テストステロンなどホルモンに変化はありませんでしたが、精子の数や密度、運動率は増えたと報告がされています。[参照]
夜の衝動やパフォーマンスの強さも高めると作用があるため、回数を増やすことで授かる割合も飛躍的に高くなることが期待できますよ。
一酸化窒素を増やす成分
体内の一酸化窒素を増やすメカニズムは次の3つです。
- 尿素回路によるNO生成
- NO3を摂取して体内でNOに分解
- 抗酸化作用でNOの消費を防ぐ
最もベーシックな方法は尿素回路。アルギニンやシトルリンが担っています。
NO3や抗酸化作用でNOを増やす効果が確認されている成分はかなり限定的です。
10.アルギニン・シトルリン
精力系のサプリメントや増大サプリで最も採用されている割合が高いのがアルギニンとシトルリン。
いずれのアミノ酸も体内では、アルコールやアンモニアの無毒化を担っています。
それと同時にNOを分泌し、精子を増やす作用も確認されており、アルギニンを摂取したネズミの精子の数が飛躍的に増えたと報告する論文も。[参照]
おすすめはどちらの成分も同時に摂取することです。同時に摂取するよりも効果的にNOを分泌を発生させることが出来ます。[参照]
また、アルギニン・シトルリンは『アストラジン』と呼ばれる成分との相性が最高。
同時に摂取することで、アルギニンは67%、シトルリンは45%も効率的に吸収することが可能となります。[参照]
アルギニン・シトルリンは一緒に摂取する成分まで計算するのが玄人の飲み方です。
11.サビート
スーパーフードと呼ばれるビーツから抽出し、NO3の配合率が2%以上に規格化された成分がサビートです。
サビートから吸収したNO3は、体内で酸素(O2)と分離することでNOとなります。
18〜55歳を対象にした臨床試験では、サビートを摂取したグループの運動後の血中NOが飛躍的に高くなったと報告がされています。[参照]
体内のNO量が増えることで、精子や精液を増やす作用にもポジティブな効果が期待できるはずです!
12.S7
S7は7種類の植物抽出エキスを最適なバランスで配合した最新成分。
2018年にアメリカで発表され、2019年には新成分賞を獲得しています。
もちろん日本国内でも採用している商品は限定的。私が調べた限りでは、一商品のみが採用していました。
賞を獲得しているだけあり、効果はてきめん。
50mgのS7を摂取した3時間後には、NOの体内量が230%にまで高まることがわかっています。[参照]
S7の作用メカニズムは強力な抗酸化作用です。実はNOも抗酸化物質であり、活性酸素などの酸化還元に消費されてしまいます。
S7はNOが消費されることを防ぐため、体内NO量を飛躍的に高めることができるのです。
最新の成分であるため、精子への影響を直接的に測定した試験データは存在しませんが、NO量増加&抗酸化作用の2つの面からポジティブな効果を期待できるでしょう。
13.ランペップ
アミノ酸を豊富に含む卵白を、特別な酵素で分解することで吸収効率を飛躍的に高めた成分がランペップです。
アルギニンなどを豊富に含んでいることがわかっています。
さらにマカと亜鉛と一緒に摂取することで単体摂取時と比較してNO分泌を12倍にまで飛躍的に高めることが確認されているのです。[参照]
特許比率を実現する配合を実現するように飲むのがおすすめですよ!
まとめ:
精子や精液を増やす成分をご紹介いたしました。
抗酸化作用を持つCoQ10やビタミン類は、ドラッグストアなどでも用意に購入することが可能です。
一方でテストステロンやNOを分泌する成分は、筋トレ系や精力系など分野を絞ったサプリでなければ、配合していないことがほとんど。
サプリを購入するときには、今回紹介した成分をしっかりと含んでいるのかしっかりと確認した上で購入することをおすすめします。